そしてさらなるサプライズがゆうすけ(g,b,key,cho,prog)がまいこ(vo)と新たにポップユニット march rabbitを結成したこと。昨年初めてライブを観たときに、あ、ゆうすけくんはこんな曲が書けてギターを弾けるひとだったのか!と驚きましたが、先日リリースされた『Magical Tree』(HIMAWARU ENTERTAINMENT)を聴いたら実は歌詞まで自身で書いていたのでさらに驚きましたね。打ち込みドラムは意図的にチープな音色を使っていて、ギターもトレブリーなドライブトーンで編んでいる辺り、初期ひまわるを彷彿させる感じもあって面白かった。曲は相当作り込んでいて、随所からゆうすけくんの氣が伝わってきます。「流れ星」はひまわるの「We Never Say Good-Bye」のテイストをさりげなく織り込んでいるようだし。曲はどれも粒揃い。特に面白いのは「SUPER POWER」。曲もアレンジも歌詞も面白くて唯香ちゃんのゲストコーラスも良い。「Magical Tree」「ROUND AROUND」などごっついギターリフとポップなメロディが絡んでいくあたりのスタイルがmarch rabbitのトレードマークになっていくのかもしれない。ひまわるとまるで違うアプローチをやるんじゃなくて、ゆうすけくんなりのポップミュージックをそれまでの経験値を踏まえて編んでいったところが良い。いわばゆうすけくんのこだわりが詰まったもうひとつのひまわる的な音楽と言えるかもしれない。このアプローチがまたこのアルバムが成功した理由だと思う。この後ソロアルバムを作るらしいけれど、こっちのほうが意外性という部分はより出るんじゃないだろうか。何せウサギ年なんだものね、縁起がいいね。